【主に中1保護者の方へ】心を鬼に ~部活を理由に勉強を休ませないで~

塾長の指導観

以下のお話は「中3部活引退後からでも成績は伸びる」というお話ではありません。




10年ほど前の、結構昔の生徒です。




その子は野球部でした。

野球部ですから、練習は大変です。

部活動の中で一番大変なのでは?

運動部はどれも体力的に大変ですが、

野球部は群を抜いて大変なイメージがあります。




その子は私の教室に通ってくれていました。




クタクタ、ヘロヘロでも

授業の日は休まずに通ってくれました。




時には泥だらけのユニフォームのままだったり。

時には練習後の8時半から来たり。

授業中コックリこっくりすることばかりでした。

でも、寝まい!と頑張ろうとしていたのでしょうか。

私の方を向いたまま、白目になって寝ていたことも。




その子は中1から通ってくれていました。

でも、点数は正直パッとせず。

公立中学の子でしたが、点数は平均点前後。




それでも、中2、中3と通ってくれました。

白目になりながらも来てくれました。




中3部活引退後。




成績がドーンと伸びました。

担任の先生からは泉丘高校を勧められたくらいです。

ですが本人は泉丘受験には自信がなかったらしく、

ランクを下げて公立高校を受験し、合格。

点数開示で点数を見ても、泉丘合格余裕ラインでした。




この話は「中3部活引退後からでも成績は伸びる」というお話ではありません。




ちょっと思い出してほしいのです。

この子、部活で、野球部でとても忙しかった。

それでも授業の日は塾に来た。

テスト前は毎日自習に来た。

点数が取れないながらも頑張って来た。




この話は「部活を言い訳にせず引退まで勉強も頑張った子だけが中3部活引退後に伸びる」というお話です。




部活後に、お母さんがこの子に

夕飯を持ってきたこともありました。

お弁当とかではありません。

お盆に、カレーライスの皿とみそ汁のお椀

を乗せて、運んできたのです。




授業の日は、何が何でも塾に!

という執念を、

この子の白目やお母さんのお盆から感じます。

白目もお盆も、今となっては笑い話ですが、

熱い気持ちは伝わりますでしょうか?









明日の土曜日、多くの部活が大会ですよね?

中1の子たちは慣れてないのでクタクタですよね?

来週も疲れが残っていてだるいかもしれません。




疲労困憊の我が子を見て、お母さんはつい

「今日くらい休んでもいいのよ?」

と言いたくなるかもしれません。

だってそれが「親心」というものですもんね。

部活に慣れていない中1のお母さんなら尚更です。




2年後、中1のお子さんは部活を引退します。

「さぁ受験だ!」と勉強に励むことでしょう。

しかし、テスト期間くらいしか勉強をしてなかった子は、

引退しても思うほど点数は伸びません。

あ、天才タイプは例外ですよ。




そして2年半後。

受験直前の冬休みですね。

どんな気持ちになっているでしょうか。









中1は夏休みまでが勝負です。

それまでに、どれだけ部活が忙しくても

勉強と両立できるかどうか。

中1の夏休みまででそれが決まります。

6000人以上の生徒を見てきた私の経験則です。




お母さんへ。

あと2ヶ月ほど。

あと2ヶ月ほど、その優しさを我慢してほしいです。

親心を鬼心にしてほしいです。

2年後、2年半後のお子さんの受験成功を願う私からの切なる願いです。









最後に。

中1夏の時期までに、部活が忙しくても

勉強を強引に生活の中にねじ込められれば、

不思議なことに、秋以降は慣れてきます。

秋になると両立に慣れてくるのです。




子どもの順応性って本当に高いです。

ゆえに、勉強の無い日常にも簡単に順応します。

それだけは避けてほしいですね。

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