自主性のない子

塾長の指導観

金沢市の寺町・泉野エリアにあるONE進学塾、塾長です。





色々な塾の話を聞いていると、学力の低い子が増えた印象です。

今までのように賢い子たちがいる一方。

今までの常識では信じられないような学力の低さを露呈している子もいるようです。

その一因を、私は3年前のコロナ休校にあると考えています。





学校が完全休校でしたからね。

休校の中、自分で課題を見つけて取り組んでいた子がいた一方。

学校からの課題しかしなかった。

何も言われないから遊びまくっていた。

こういう子たちも多くいたのだと思います。





先生や親が言わないから何もしない。

このような発想の子も多いのではないかと思います。

自分ですべき課題を自主的に取り組むことに慣れていないと、このような発想になってもおかしくありません。





一斉指導の塾から転塾してたきた子にも多いです。

先生が指示をくれるまでずっと待っているだけ、なのです。

指示待ち型の塾だとこういうことになります。

至れり尽くせりのサービスなのかもしれませんが、それがかえって生徒の自主性を奪っているのです。





塾は、何かを習いに行くところではありません。

自分の成績を伸ばすために必要なものを、自分の意志でをつかみ取りに行くところです。

私はそう考えていますが、どうでしょう。

こういう姿勢を持っていないと、泉丘高校や金沢大学附属など上位校に進んだ後、とても苦労します。

上位校ほど、至れり尽くせりではないので。





「~しなさい」よりも「何する?」と私は生徒に問いかけることが多いです。

塾に来ることで自主性を育みたいからです。

コロナ休校のようなこと、二度と起きないとは限りませんからね。

休校になっても、お子さんには自主的に課題へ取り組める人間になってほしいです。





自主性は、ある年齢になったら自然と身につく、というものではありません。

指示待ち社内ニート、なんて言葉もありますからね。

いい歳した大人でも自主的に行動できない方は少なくないです。







追記
自主性と放置は違います。
生徒に自主的に課題を考えさせながら、私もその子がすべき課題を把握していますから、すべき課題に方向を促すような働きかけはします。
好き勝手に放置はしませんよ。

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