11月10日(火)、金沢市内の全中学校(附属中を含む)で
「第1回金沢市統一テスト」が実施されます。
このテストでは、
科目別の金沢市全体の平均点や得点分布が公表されます。
そのため、自分が金沢市内の受験生の中で
どのあたりに位置しているのかを把握できる、
重要なテストです。
ただ、問題の難易度は「石川県総合模試」と比較すると、
やや平易な傾向にあります。
過去問にしっかり取り組み、
出題傾向や時間配分を確認したうえで、
本番に臨んでほしいと思います。
第1回 金沢市統一テスト 2010年度以降の平均点一覧
まずは平均点一覧。
2010年度とか要らないかもしれませんが、
過去問に取り組む際にご利用ください。

数学の傾向
まずは、昨年度(2025年度)の出題内容から。
大問1:小問集合(配点31点)
(1)計算問題5問
(2)2次方程式
(3)反比例の式
(4)角度
(5)資料の整理
大問2:2次関数と四角形(配点12点)
(1)変化の割合
(2)直線の式
(3)定数
大問3:確率(配点8点)
(1)サイコロの目と倍数
(2)サイコロの目と無理数
大問4:連立方程式の利用(配点6点)
個数と割合の文章題
大問5:作図(配点5点)
円の中心と角度
大問6:数の規則性(配点13点)
(1)自然数の和
(2)最小の自然数
(3)自然数の和の証明
大問7:空間図形(配点11点)
(1)三角柱のねじれ
(2)面積
(3)体積比
大問8:平面図形(配点14点)
(1)図形の求角
(2)面積比
(3)三角形の合同証明
金沢市統一テストの数学は、
石川県総合模試や公立高校入試とは少し問題構成が異なります。
総合模試や入試が大問7つに対し、統一テストは大問8つ。
「確率」と「数の規則性」が、それぞれ独立した大問として出題されるのが特徴です。
さて、肝心の難易度です。
数学が得意な子なら、満点も十分に狙えます。
ただ、その難易度が絶妙なのです。
極端な難問が並んでいるわけではありません。
しかし、「やや難」の問題が多い。
ですから、数学が得意な子にとっては満点を狙えるテストである一方、数学が苦手な子にとっては、なかなか厳しいテストになります。
特に大問2~6。
絶妙に面倒くさい問題が並んでいます。
一つひとつは解けない問題ではないのですが、
考え込んでいるうちに時間を取られてしまう。
ここが怖いところです。
一方、大問7・8は、比較的取り組みやすい問題も含まれています。
ですから、大問2~6で時間がかかりそうなら、
一旦飛ばして後の問題に進むのも一つの方法です。
大切なのは、最後の問題まで必ず目を通すこと。
前半の問題に時間を使いすぎて、
後半の解ける問題に手をつけられなかった。
これでは、もったいない。
解ける問題から確実に得点していく。
特に数学が苦手な子ほど、
この意識を持って本番に臨んでほしいと思います。
英語の傾向
英語も昨年度(2025年度)の出題内容から。
大問1:リスニング(配点30点)
A 正誤問題2問
B イラスト問題2問
C 記号選択3問 英文記述3問
大問2:対話文(配点13点)
記号選択3問
英文記述1問
大問3:会話文(配点27点)
記号選択7問
英文記述2問
大問4:長文(配点30点)
記号選択8問
英文記述2問
英文記述の8問が、高得点を取るための分水嶺となりました。
これは過去の年度においても変わらない傾向です。
高得点を狙いたい子は、英作文の対策をしっかり行いましょう。
その際、書いた英文は必ず先生などに添削してもらうことが大切です。
一方、英語が苦手な子は、
まず長文読解と英単語の暗記を優先しましょう。
英文記述の本格的な対策は第2回にするとして、
今回は後回しでも構いません。
まずは英文を正確に読み取れるようになること。
インプットが不足していては、アウトプットできません。
上の平均点をご覧いただいても分かるように、
英語は数学と並んで難易度の高い科目です。
だからこそ、英単語力がまだ十分ではない子は、
慌てて英作文や記述問題の対策に取り組む必要はありません。
まずは単語暗記と長文読解を徹底すること。
難しい科目だからこそ、焦らず、
今の自分に必要な対策から取り組んでほしいと思います。
国語の傾向
国語も、以下昨年の内容から。
大問一:漢字読み書き(配点16点)
大問二:説明文(配点34点)
※出典 工藤尚悟「私たちのサステイナビリティー」
問1 品詞
問2 単語数
問3 助詞の識別
問4 対義語
問5 空所補充 8字・30字
問6 空所選択
問7 内容説明 50字
問8 接続詞選択
問9 空所補充 60字
問10 内容選択
大問三:物語文(配点33点)
※出典 吉野万理子「強制終了、いつか再起動」
問1 空所補充 5字・20字
問2 漢字
問3 熟語
問4 空所補充
問5 係り受け
問6 動詞の活用の種類
問7 空所選択
問8 内容把握選択
問9 副詞
問10 空所補充 50字
問11 内容選択
大問四:古文「江談抄」(配点17点)
問1 現代仮名遣い
問2 主語
問3 空所補充 5字・10字
問4 内容選択
問5 会話部分
問6 内容把握
国語も数学と同じく、石川県総合模試や公立高校入試とは出題構成が異なります。
公立高校入試は大問5つですが、金沢市統一テストは大問4つ。
大きな違いは、「課題作文」が出題されないことです。
その分、小説・評論・古文の小問数が多く、
文章記述問題も合計240字ほどあります。
高得点を狙う子にとっては、この文章記述が得点の分かれ目となるでしょう。
また、文法問題が多いのも統一テストの特徴です。
石川県公立高校入試では、
文法問題はほとんど出題されません。
出題されても配点は5点程度。
まったく出題されない年度もあります。
ところが、金沢市統一テストでは15点前後も出題されます。
品詞、助詞、単語数、動詞の活用など、定番の問題が中心です。
ですから、統一テストに向けては、文法の対策も必要です。
国語が苦手な子は、まず漢字と文法を。
高得点を狙う子は、それに加えて文章記述の対策を。
理科の傾向
大問1:小問集合(配点28点)
問1:生物 花のつくり
問2:生物 刺激と反応
問3:化学 飽和水蒸気量(記述)
問4:化学 化学反応
問5:物理 音
問6:物理 力(記述)
大問2:化学 イオン(配点19点)
問1:イオン図
問2:化学反応式(記述)
問3:電離(計算)
問4:非電解質
大問3:生物 遺伝(配点17点)
問1:顕性形質
問2:遺伝子の組み合わせ
問3:自家受粉
問4:遺伝子組み合わせ
問5:個体の整数比
問6:無性生殖(記述)
大問4:物理 電流と磁界(配点17点)
問1:静電気
問2:電流(計算)
大問5:地学 地震(配点19点)
問1:震度
問2:P波・S波(計算)
問3:主要動(計算)
問4:活断層
問5:初期微動(記述)
理科は昨年度から出題形式が変わり、得点しにくくなりました。
特に注意したいのが、大問1の6つの小問です。
ここをいかに得点できるかが、一つのポイントとなります。
一方、記述問題の難易度はそれほど高くありません。
ですから、高得点を狙ううえでは、
計算問題が得点の分かれ目となるでしょう。
計算問題を中心に、しっかり対策しておきたいところです。
社会の傾向
大問1:地理 世界地理(配点16点)
問1:河川名
問2:地中海式農業
問3:ASEAN(記述)
問4:オセアニア州
問5:ブラジル
問6:時差
問7:輸出入(記述)
大問2:歴史 古代~近世(配点17点)
問1:時代並べ替え
問2:聖武天皇(記述)
問3:仏教
問4:浄土教
問5:応仁の乱
問6:江戸時代の農業(記述)
問7:天保の改革
大問3:公民 日本国憲法(配点18点)
問1:グローバル化
問2:少子高齢化
問3:民主主義
問4:飲食店の座席(記述)
問5:憲法
問6:平和主義
問7:天皇の国事行為
問8:基本的人権
大問4:地理 日本地理(配点17点)
問1:都道府県名
問2:天候と信号機(記述)
問3:空港輸出
問4:ヒートアイランド現象
問5:二毛作
問6:太平洋ベルト
問7:第三次産業人口(記述)
大問5:歴史 近現代史(配点16点)
問1:日米和親条約
問2:日露戦争(記述)
問3:第一次世界大戦
問4:ベルサイユ条約・サンフランシスコ条約
問5:世界恐慌・ソ連
問6:安保闘争
大問6:公民 日本国憲法(配点16点)
問1:平等権(記述)
問2:社会権
問3:日照権・プライバシー
問4:選挙
社会は公立高校入試と同じく、
地理・歴史・公民からそれぞれ大問2つずつの出題です。
特に注意したいのが、9問もある説明記述問題。
ここが高得点を狙ううえでの分かれ目となるでしょう。
ただ、平均点は例年50点前後です。
ですから、社会が苦手な子は、
まず基本用語を確実に正解できるようにしておきたいところ。
基本用語でしっかり得点し、高得点を狙う子は説明記述の対策を。
それぞれの目標に合わせて準備しておきましょう。


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