金沢市の寺町・泉野エリアにあるONE進学塾、塾長です。
今回は、金沢大学附属高校入試の数学について。
平均点についてはこちらのブログに書きましたのでご覧ください。
そして、上のブログでも書いておりますが、重複して書きます。
附属高校入試には「魔の二日目」という言葉がありました。
その一番の要因は、二日目にある数学があまりにも高難易度だったからです。
・・・・・過去形なのがポイントです。
以前までは合格者平均点は50点台が当たり前でした。
が、最近はほぼ60点台。
年度によっては70点以上の時も・・・
そうなんです、最近の数学は「やや難~難しい」くらいです。
それでも数学の苦手な子だったら20点も取れない難易度です。
ただ「超難問」は小問で2・3問ほどかな、と思います。
今も昔も、問題は2ページ構成です。
15年ほど前までは「地獄の2ページ目」と恐れられていました。
ブログをご覧の保護者の方の時代は、きっとそうだったかと思います。
1ページ目が「標準~やや難」が。
が、2ページ目は「超難問」のオンパレードでした。
なので、1ページ目で得点しないと点数がなくなる、と言われていました。
が、15年ほど前からでしょうか。
1ページ目の最後の問題に「超難問」を配置するように変わりました。
その代わり、2ページ目にも「標準~やや難」の問題が現れ始めました。
この変換期、受験生は大混乱だった記憶があります。
これは何を意味するのか。
つまり、自主的処理能力を見ているということかと思います。
難しい問題は飛ばし、処理しやすい問題から確実に解いていく。
その問題の取捨選択を、人に言われる傾向で判断するのではなく、テスト中に自主的に判断する。
こういう能力が求められているのだと思います。
処理能力と言えば、東大入試です。
「超難問」のようなアカデミックな問題は京大傾向と言われています。
15年程前と言えば、平成20年前後。
東大合格者数において、泉丘高校に附属高校が押され始めた時期と合致します。
金沢大学附属高校入試は東大入試を意識しているのでしょうね、おそらくは。
以上、昔の傾向も交えながら現在の傾向も書きました。
東大入試への意識の高まりは、附属中学入試や附属中学授業カリキュラムにも感じます。
そのお話はまたの機会に書きますね。
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