金沢市の寺町・泉野エリアにあるONE進学塾、塾長です。
タイトルにある通りです。
私は小2で九九をマスター出来ませんでした。
小3の春、九九を5の段くらいまでしか言えませんでした。
マスターしたのは小3の夏休み前だったかな?
そう、塾長少年はおバカさんだったのでした。
時代が時代なので何とも言えませんが、
父は高卒、母は中卒でした。
なので、父方の親戚にはかなりバカにされていました。
バカの子はバカ、と思われていたようです。
「せめて高校くらいは行けよ~(笑)」
と笑われていましたが、塾長少年はバカすぎて、自分がバカにされていることにすら気が付いていませんでした。
ただ、さすがに小3くらいになると分かってきます。
ある日、バカにされたことにカチーンと来たのです。
とはいえ、おバカな塾長少年ですから、どうしていいか分かりません。
なので、とりあえず教科書から、算数だけやりました。
九九の音読。
教科書の音読。
教科書の問題を何度も解く。
塾長少年は「参考書」という選択肢を思いつきませんでした。
いや、参考書という存在自体知らなかったかもしれません。
でも、教科書をやると徐々に結果が出てくるのですよ。
小3の夏休みくらいから復習を始め、秋の10月ごろ。
「塾長くん、最近算数頑張ってるじゃん!!」
突然、担任の先生から褒められました。
いつもは「塾長くん・・・出来るまで待ってるよ」
みたいな憐みの言葉を私にかけていた先生です。
その先生のお褒めの言葉で、単純な塾長少年は調子に乗ります。
「オレってもしかして、算数の天才!??」
豚もおだてれば木も登る。
塾長少年もおだてれば天才と勘違いする。
たかだか教科書をちょっと理解し始めただけです。
でも、ここがスタートだったな、と今振り返って思います。
教育論的にも、確かに伸びる要因がそろっています。
・悔しさ
・他者からの承認
・本人の素直さ
ま、私の場合は、素直というか単純な性格なので、お世辞に乗せられた?とも言えますが・・・
いずれにせよ、偶然にも伸びる要因がそろいました。
あとはタイトル通り、金沢大学附属中学に合格しました。
算数が得意になったら、他の教科にも自信が出てくる。
でも、当時あった家庭・体育・音楽・図工のテストには苦労しました。
今は実技ですが、当時はペーパーテストでした。
特に家庭が地獄でしたが、本当、悔しさがエネルギーになりました。
最後に。
附属中学に合格したことを父方の親戚にもお礼も兼ねて報告。
すると、叔母さんからアンビリーバブルな言葉が。
「ま、附属中学なら偶然合格することもあるしね」
かなりイラっと来ましたね。
タイトル通り、その後、金沢大学附属高校にも合格しました。
この合格の原動力は
怒り
と、かなりダークサイドが強いものだったかもしれません。
怒りも人を動かしますが、ほどほどに、です。
他にも色々とありましたが、今回はここまでとします。
時々、塾長少年のお話、書きますね。
(つづく・・・かもしれない)
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