お母さんを応援するための塾

塾長の指導観

金沢市の寺町・泉野エリアにあるONE進学塾、塾長です。





私事ですが、私には要介護の母がいます。

車椅子でしか移動できない上に、

かなり認知症が進んでいます。

(上の写真は実際の母。城址公園で撮影しました。車椅子に毛布をくるんで行ってきました。)

せん妄状態はかなり収まり、今は夜に叫んだりしません。

そんな母と、最近よく話します。





あの頃お前はこうだった、どうだった、みたいな、私の子ども時代の話が多いです。

「あの時は嬉しかったわ」

「あの時は腹が立ったわ」

認知症なので、歯に衣着せぬ言葉がばんばん出ます。

もうちょっとオブラートに包んでくれよ(笑)。





そんな話を聞いていると、親心というのでしょうか。

何となく伝わってくるのです。

あ、私、子ども、いません。

結婚はしたのですが、年齢的にもう無理かな・・・と。

なので「本当の意味での親心」を知る経験がありませんでした。





認知症の母の剥き出しの言葉を聞いて。

「親心」がちょっと分かった気がします。

こんなことが嬉しいんだ、とか。

こんなことに腹を立てるんだ、とか。

発見の毎日です。

ま、母の言葉は衣を一切着ていない言葉なので、私のハートが傷付きまくる毎日でもありますが(笑)。





そんな折、自分の塾講師キャリアについて考えました。

「今まで生徒の話ばかり聞いて、お母さんの話って聞いてこなかったな・・・」

反省しきりです、最近。





とはいえ、やっぱりお子さんの話ばかり聞いてしまうかもしれません。

なので、お母さんのお話も意識的に聞くことを必ず念頭に置きます。

お母さんを応援するような塾でありたい、と思います。





20代も半ばのころから、やれ20年ほど、母と疎遠でした。

お盆と年末年始しか顔を合わせない関係でした。

親不孝ですね、塾長。

でも今は、母に感謝しています。

最期にこんな気持ちになれて・・・って、おっと、母はまだ健在でした、すみません。





お母さんの応援をしたり。

お母さんへの感謝をお子さんに伝えたり。

その結果、お子さんが反抗期を越えた時に、お母さんへ感謝できるような人間になっててほしいな。

そんな機会を作る塾でありたいな、と思います。

私も母への感謝を示しながら(腹立つことも多々ありますが)、その姿勢がお子さんにちょっとでも伝わって、良い影響を与えられたらな、と。









最後に。

お母さんへ、としきりに書いておりますので、きっとこう思う方もいるでしょう。

「お父さんはどうなの!??」

「オレ(=お父さん)の気持ちも分かってよ!」



すみません、私の父はまだ健在で・・・(^^;)

それも板前をやっている頑固職人で、今も現役。

昭和初期生まれの頑固親父は、子育て期の気持ちをまだ素直に話してはくれません(笑)。

なので、父親的親心は、正直いまいち分かりません・・・



えーと、なので、父が認知症になり、色々と話をしてくれて、

その話を半年くらい聞いて勉強したら、

お父さんの親心も分かる・・・かも?

お母さんへの親心理解を100とすると、お父さんへのそれは8くらい・・・・・・ごめんなさい勉強しますね!

コメント