記憶の仕組みを知らないと、暗記できない

勉強法

こんにちは。

脳科学大好き、塾長です。

今日は脳科学と記憶について。





まず、記憶には2種類あります。

短期記憶
長期記憶

これは文字通りです。

短期記憶とは、すぐに忘れる記憶です。

長期記憶とは、脳に残り続ける記憶です。

今朝何を食べたか、とか。

そういうのは短期記憶です。

よくかける電話番号を覚えてしまった、とか。

これは長期記憶です。

テストに必要な暗記は長期記憶にしないといけません





では、それぞれの記憶を司る脳の部位はどこか。

短期記憶:海馬
長期記憶:大脳皮質

最初、全ての記憶は海馬に送られます。

つまり、全ての記憶は最初は短期記憶です。

でも、海馬が「この記憶は重要だ」と判断した記憶のみ、海馬はその記憶を大脳皮質に送ります

かつ、この海馬の判断は無意識です。

私たちがいくら重要と意識しても、海馬が無意識下で重要と判断してくれないとダメなのです。

つまりです。

長期記憶にするには、海馬に「重要だ」と判断させないといけないのです。

でないと、その記憶は大脳皮質に送られません。





ちょっと難しくなってきましたか?





大丈夫でしょうか?大丈夫ですね?





では続けますよ。





ここで大切な疑問です。

どうすれば海馬が「重要な記憶」と判断してくれるのか

それは、反復です。





接触率、という言葉があります。

人や物と接する頻度を表した割合です。

海馬は、接触率の高い人や物を重要と判断する傾向にあります。

だから反復なのです。

だから長期記憶にしたいなら反復なのです。

だからテストで良い点数を取りたいなら反復なのです。





「同じ問題ばっかり繰り返しても、意味なくねー?」

こう言う人もいます。

が、それは脳科学を舐めています。

頭を良くしたいなら、脳を支配下に置かないといけません

だから、脳科学に従った勉強法や褒め方でないと効果が高まらないのです。





記憶を、海馬から大脳皮質に送ること。

これが「暗記する」ということです。

大脳皮質に送るには、反復が必須です。

見直し、ともいいますね。

では、どのタイミングで見直しをすればいいか・・・・というお話は次回します。

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