元メジャーリーガーのイチローさんの名言です。
私の元生徒たちにも、この「無駄」を一生懸命に頑張った成績優秀者が多くいます。
少し例をあげます。
右利きのある男の子。
この子、突然、左で字を書く練習を始めました。
箸を持つのも左手でトレーニング。
「なんで左手で書くの?」と聞いたら、
「なんとなく左利きがかっこよさそうだから」との返答。
その後、彼は中学校内1位を取ります。
なんなら、石川県総合模試(北國新聞社主催)で県内1位も複数回取ります。
も少しオマケ。
この子、高校受験1ヶ月前に、まさかの右腕を骨折。
このピンチを左腕で乗り切り、見事泉丘高校理数科に合格しました。
小学生の頃、元素記号表を全部覚えた少年。
現在は東大に通っています。
円周率を1000ケタ覚えた少女。
現在は慶応大学生です。
成績優秀者って合理的なのかな、と思われるかもしれませんが、現場レベルの感覚では実は無駄をたくさん楽しんでいます。
思えばイチローさんも合理的な印象ですよね。
練習などに無駄がなさそう、というか。
あれだけの野球選手でも成功までの道のりは一直線ではなかったということなのでしょう。
無駄かもしれないと思うことでも、挑んでみた先に何かあるのでしょうね。
「効率や損得にとらわれると人間が小さくなる」
精神科医であり随筆家、斎藤茂太さんの言葉です。
最近の流行り言葉である「コスパ」「タイパ」。
もしかすると、子どもたちの成績を伸ばさない一因かもしれませんね。
時には無駄も必要なのでしょう。
ちなみに、教室にいる算数賢い子くん。
やたらとポケモンに詳しいです。
家で「そんな無駄なことばかり覚えてないで、ことわざの一つでも覚えなさい」と言われているかもしれません。
ですが、教室のポケモンマスターは算数が強いです。
因果関係は分かりませんが、ポケモンの進化図や属性などの暗記は、道筋を立てて考える論理的思考を刺激する・・・・・のかな?知らんけど。
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