才能よりコツコツを

塾長の指導観

私が学生だった頃。

才能がある同級生たちが羨ましかったです。

ちょっと勉強して、すぐに90点取れる子が羨ましかったです。




「あの子は授業を聞いただけで理解できるのに、自分は2回3回と復習して半分くらいしか理解できない。はぁ。4回、5回やらないとな・・・あの子が羨ましいなぁ。」




学生の頃は才能ある子たちが羨ましかったです。

自分は地道にやって、人の倍やって人の半分も結果を出せない。

私のコツコツライフの起源です。




スポーツの世界は、コツコツより才能の世界です。

肉体のピークは20代に来る人が多いです。

ですから、若いうちに努力の成果を出せないといけない。

何ならプロのスカウトの目に届くためには10代前半で結果を出していないといけません。

コツコツ努力を積み重ねるには、圧倒的に「時間」が足りません。

ある程度、というかかなり高い才能がないと、プロスポーツの世界ではコツコツは実らないと思います。




でも、勉強が必要な世界ならどうでしょう。

ビジネスや専門知識を使う世界です。

こういう世界では、勉強し続けているならピークは「今」です。

年齢が関係ないので、圧倒的に時間をかけられます。

(年齢による気力の衰えなどはありますが、肉体の衰えよりは何とかなります)

才能の無さを、コツコツと努力と経験を積み重ねてカバーできるのが勉強の世界だと私は思います。




大学受験の時。

「自分に普通の人くらいの才能があれば、大学も第一志望に合格できたのに!」

と才能の無さに憤りみたいなものを感じていました。

でも、中途半端な才能が無くてよかったな、と今なら思えます。

おじさん塾長、今日もコツコツ勉強します。

そして、また新しいビジネスでも始めてみます(ん?)。

コメント