金沢大学附属中学3年生の2024年4月の実力テスト。
配布されたグラフをもとに分析いたします。
平均点
国語:80点
社会:80点
数学:77点
理科:74点
英語:79点
合計:392点
人数分布 ※( )内は累積数
475点以上:6人
450~474点:28人(34人)
425~449点:32人(66人)
400~424点:21人(87人)
375~399点:14人(101人)
350~374点:9人(110人)
325~349点:10人(120人)
300~324点:11人(131人)
275~299点:3人(134人)
250~274点:3人(137人)
250点未満:10人(147人)
内部推薦合格ライン=35位
35位=448.22点
附属中学から附属高校への推薦人数は35人なので、中3の今の時点で35位以内ということであれば推薦合格の確率はかなり高いと言えます。
内部推薦ギリギリ=50位
50位=436.5点
内申点が高ければ、このあたりの順位であれば推薦合格可能です。生徒会などで高い評価を得ていれば60位くらいでも推薦合格はあり得ます。学校での生活態度、重要です。
一般入試合格ライン①=60位
60位=428.69点
附属中学からの内部進学者数は、推薦と一般入試を合わせて60~70人と幅があります。最少の60人以内に入っていれば附属高校への合格率も高いと言えます。
一般入試合格ライン②=70位
70位=419.24点
①にも書いた通り、内部進学者数が60~70人です。また、今年の中3はグラフの分析結果からかなりレベルが高いということが伺えますので、60~70の10人枠は附属中学生が占めそうです。10人枠は公立中学生と争うことになりますが、毎年ほぼ附属中学生が占めています。今年も多分そうなりそうです。ですから附属高校進学を考える場合は、今年の中3生はまず70位を意識してください。
中央値=泉丘高校合格ライン=80位
80位=407.33点
2023年度の附属中学から泉丘高校への合格者は11人。ですから70+10=80位の中央値あたりが泉丘高校合格ラインと言えます。ただ、理数科を狙う場合、35位以内はマストです。この80位は普通科の基準と考えてください。
平均点=泉丘高校ギリギリ=91位
例年、平均点=90位くらいです。ですから今年の中学3年生は例年通りと言えます。例年通り上位生は強い、という意味です。ちなみに90位=393.64点です。
二水高校合格ライン=一般入試ギリギリ=100位
100位=375.79点
100位以内に入っていれば二水高校はほぼ大丈夫です。一方、附属高校に関しては100位がギリギリになります。まだ春で受験まで時間がありますが、冬に向けて100位以内に入っていない場合は公立高校受験に専念する、ということも選択肢に入れる必要があります。このラインを下回ってしまった子は、あと半年でクリアする努力を払うことです。
頑張り次第で附属高校まだまだ狙える=120位
120位=325点
中3春の時点であれば、まだこの順位から逆転も可能です。相当頑張らないといけませんが。ただ、冬の時点でこの順位だと附属高校はかなり厳しいと思ってください。現時点でこの順位を下回っている場合は、公立高校志望に切り替えるというのも正しい選択肢だと思います。
最後に。
中2のデータと比較してみてください。
80位ほどまでは中3の方が点数が上です。
90位以降になると中2の方が点数が上です。
平均点はほぼ同じなのですが、明白にこの点が異なります。
つまり。
今年の中3は上位生がとても強いということです。
もうちょっとはっきり書くと、推薦合格を当てにしてはいけないということです。
推薦枠は、とても強い上位生が独占するでしょう。
40位~70位くらいの子は例年、推薦合格へ淡い期待を寄せます。
が、今年はダメです。
厳しい言い方になりますが、推薦合格のことは忘れてください。そして一般入試で合格するつもりで対策を立てていきましょう。再度書きますが、今年の中3生は推薦合格へ過度な期待をしないほうがいいです。
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