体が覚えるほど演習すれば速くなる

塾長の指導観

スポーツでは「体が覚えている」という表現がありますよね。

何回も何回もやってきたから、頭で考えなくても体が勝手に動く、というやつですね。

そういえば「スラムダンク」でも似た場面がありました。

あ、「スラムダンク」は有名なバスケ漫画です。

最近、映画も公開されましたね。





高校1年生、バスケの天才プレイヤー、流川くん。

試合中、左目を負傷し、目が見えなくなります。

そんな中、流川くんがフリースローをうたないといけない場面がやってきます。

左目が見えないので遠近感が取れません。

そこで流川くんは・・・・右目を閉じたのです。





両目が見えない状態でフリースローをうつ流川くん。

それなのに、流川くんはそのフリースローを入れたのです。

そこで流川くんが発した言葉がこちら。

天才が何ゆえ天才なのか。

その裏には大量の反復作業があるのです。

大量に反復しているから体が覚えている。

だから考えなくても勝手に体が反応するのです。





勉強もそうですよ。

大量反復演習をしている子は、基礎標準問題を瞬殺します。

それまでに何度も何度も似た問題を見てきたからです。

問題を解くのが速い子は、頭の回転が速いのではありません。

大量に反復してきた演習に裏打ちされています。





私も教室で、算数や数学の質問を受けたら、即答えられます。

これは、私が天才だからではありません。

6000人以上の生徒を見てきて、それこそ何万回と質問に答えてきたからです。

「ああ、あの問題か」と体が覚えているのです。

(くだらない話:今まで何回質問に答えてきたのだろう、と計算してみます。1日50回答え、1年300日として15000回。私は30年ほどやっているので、45万回ほどですか。なるほど。ふふ、くだらないことを計算しました。しょうもないお話にお付き合いいただき、ありがとうございます。)





大量反復演習。

スピードを上げるのは、コツとかではありません。

とにかくやる。

何度もやる。

この大量反復を、お子さん本人のみならず、指導者も我慢できるかどうか、です。

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