【2025年12月】金沢大学附属中学受験 お疲れ様でした 算数のお話を少し

本日は、金沢大学附属中学校の受験でした。

受験生および金大附属小学校6年生の皆様、お疲れ様でした。




生徒たちからチラチラと問題について聞いています。

今日はその中で、算数について詳しく書こうと思います。




金大附属中学受験をお考えのお母さんへ。

錦丘中学や星稜中学と違い、入試が市販されていない附属中学。

情報が少なくて、不安な方もいらっしゃるかと思います。

そのため、受験を取りやめる方も多いと聞きます。

そんな不安を少しでも解消出来たら……

そして、1年後・2年後…の受験に向かう力に少しでもなれれば……

という思いで今日のブログ、書かせてもらいますね!




計算問題は例年通り2問

大問1は計算問題。

例年通り2問出ました。

そして例年通り、分数の計算ですね。

生徒曰く、「簡単だった」と。

計算間違い、してないだろうね~?




(2)は仮分数でも帯分数でもいいと思います。

「帯分数に直すの忘れた!!」

と騒いでいる子がいましたが、大丈夫です。




大問2は平均の問題

金大附属中学入試は平均が好き、だと思います。

よく出題される単元です。




各学年の1人が集めたゴミの重さの平均の問題。

各学年の合計を求めてから学校全体の合計を求め、最後に学校全体の平均を求める問題です。

計算間違いさえなければ大丈夫なはず。




大問3は立方体の体積 

そして体積から唯一の出題です。

立方体の1辺の長さを2倍にしたら、体積は何倍になるか?

という相似比と体積比の問題ですね。

後ほど相似比と面積比の問題も出てきます。

今年は相似好き?




大問4は難しかったと教室で話題に

これは生徒が教えてくれたので、そのまま問題を書きます。

4,5,6,7のどれで割っても3余る4けたの数で一番小さいのは何?

だそうです。

良い問題ですね。

最小公倍数を正しく求められたかがカギですね。




大問5は角度の問題

正五角形の角度の問題。

おそらくは、対角線を引くことで出来る二等辺三角形の底角を求める問題。

多分これの五角形バージョンではないでしょうか。




大問6は五角形の面積を求める問題

次も五角形ですが、正五角形ではないようです。

マス目に五角形が書いてあり、その形の面積を求めるとか。

多分これの五角形バージョンなのでは?

上の問題であれば、三角形の周りを長方形で囲み、3つの直角三角形を引けば三角形ABCの面積は求まります。

これの五角形版なのでしょう。




かつ、この問題にはもう一つ条件があったそうです。

「この図形の2分の1の縮図の面積は?」

という縮図の問題になっています。

これが大問3の相似比と類似しています。

2分の1の縮図なので、面積は÷4しないといけない点に注意です。

教室でも引っかかっている子いました。




大問7は円グラフの問題

3つの円グラフを読み取る問題。

3つあるので、もとにする量が毎回変わるのでしょう。

勘違いせずに解答できたでしょうか?




あんパン、カレーパン、メロンパンなどパンの問題だとか。

割合のグラフを読み取る力が問われた問題です。




大問8は、人気単元「資料の整理」

平均値、最頻値、中央値などの問題。

何人かの生徒のデータに1人分のデータを新たに追加したとき、平均値や最頻値などは変化するか、という問題の模様。

言葉を知らない子にとっては大変だったでしょうね。

この単元は全国的にも人気なので、ぜひ押さえておきましょう。

記号で選ぶ問題だったらしく、そんなに難しくなかったそうです。




大問9は、黒いタイルと白いタイルを並べる規則性の問題

白いタイルと黒いタイルを並べる問題。

生徒たちの話からすると、こんな感じで並べたのかな?

緑のところが白のタイルだと思ってください。

で、白のタイル1枚分が黒のタイル4枚に相当する。

黒のタイルが4分の1と小さいということです。




(1)〇列目までの黒のタイルの枚数は何枚か。




(2)白が◇枚、黒が△枚あるとき、何列目まで作れるか。




という問題だったそうです。

(2)は難しそうですね。




大問10で速さの問題が

高速道路と普通道路を車で走って目的地へ行く問題。

目的地までにかかる時間を求めるのですが、1時間ごとに休憩を取るそうです。

時間を求めるだけでなく、休憩を何回取るかも計算に入れないといけません。

聞いている限り、難易度は普通そう。

慎重に情報を整理していけばきっと大丈夫。




ラスト大問11は比の問題

土地を比で分けて、米と小麦をそれぞれの土地で作る問題。

1㎡あたりの生産高など求めるようです。

1あたりの量の問題ですね。

大問7といい、割合は附属中学受験において最重要単元です。

来年以降で受験する子は、十分な演習をしておきましょう。




そして(2)で鶴亀算が出たとか。

あら、そんなもの出したら難易度爆上がりじゃない?

なので最後の問題は解けなくてもいいと思います。




まとめ

やはり今年も教科書レベルの難易度でした、おそらく。

教科書をきっちり演習しておけば大丈夫です。

塾で変に難しい問題を解く必要は全くありません。

塾に通わなくても十分合格できます。

……と、塾の先生が言ってはいけないのでしょうが。




ただ、教科書だけ、家庭学習だけだと

・ちょうどいい難易度の問題を準備できない
・基礎標準を反復させるだけの演習量がない

という問題が生じるでしょうから、そこは塾の出番です。

ONE進学塾ならたっぷり演習できますよ。

塾生なら、ホッチキスで止められない分厚さのプリントを何十単元とやってもらっているので、「たっぷり演習」の意味は分かってもらえるかと思います。




・首都圏で使われている中学受験用テキストなど不要!




・教科書をしっかりやればOK!




・ただし問題選定と量は個人で準備するのは大変……




・そんな時はONE進学塾で超分厚いプリントを用意するのでご安心を!




です。

附属中学入試の算数は、難しくはありません。

ただ、簡単という訳でもありませんよ。

教科書をきちっとやっていない子は太刀打ちできないです。

難しくないとはいえ、基礎基本を疎かにしているとダメです。

今回のテスト、「できなかった」という子は、もう一度教科書に立ち返り、復習をしっかりすることをお勧めします。








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