先週あった「第1回金沢市統一テスト」。
みんな、どうだったかしら?
ぶっちゃけ第1回はまだ練習だから、そんなに気にしなくていいわよ。
本番は、第2回よ。がんばりましょ!
今日は私の教室の子について書くわね。
統一テストで481点取った子についてよ。
481点取った子が普段どんな勉強をしているか、気になるでしょ?
気になるわよね?
気になるでしょ!もう!!
ということで、481点ボーイのことを今日は書くわね。
誰が何と言おうとも書くわよ。
満足しない子は伸びるの~!
481点。
この点数って多くの子にとっては
「夢の点数」だと思うの。
「いいな~、481点とか」
とか思うわよね?
でも、この子、全然満足してなかったの。
「100点、もう1枚は取れたはずっす」
「変なミスしなければ490行けたっす」
素敵・・・・・・
これよ、これ!!
えーと、なんていうのかしら?
「勝って兜の緒を締めよ」でいいのかしら?
ちょっと違うかもね。
まあいいわ、何となく伝わったわよね?
これって、他の450点クラスの子たちにも共通しているわ。
450点取った子たちも、誰一人として納得してない。
「満点取れたはずっす」
「本当くだらんミスしたっす」
常に上を向く姿勢。
この「飢え」こそが伸びる一番の要因ね。
上手いこと言ったわ、さすが私、ほほ。
質問・添削が多い子、やっぱり最強よ
この子は今、全国の入試問題過去問をやってるの。
沖縄県から始め、北上中。
今は近畿地方あたりかしら?
で、例えば国語。
自己採点で終えず、記述問題は私に必ず確認しに来る。
他にも、例えば数学の証明。
模範解答とその子の解答が違ったら、
「僕のじゃダメっすか?」
と私のところに必ず確認しに来るの。
小さなことでも必ず確認しに来る。
そしてミスがあればその場で確認する。
こういうことの積み重ねが大切よ。
質問の多い子。
ミスを確認したらすぐに潰す。
私も長いこと塾の先生やってるけど、こういう子ってすごく伸びるの。
逆にね?
全然質問をしない子とか。
弱点克服を先延ばしのすることか。
こういう子って、ほぼ伸びない。
「明日やろうは馬鹿やろう」ということよ。
今日のうちにやってしまいなさい!!
ということで、気が付いたら確認するフットワークの軽さは、
勉強だけでなく、お仕事でも大切よ。
勉強を通じて習慣化できればいいわね。
やっぱり「長さ」は裏切らない
この子は本当に長いのよ。
え?何がって??
勉強時間に決まってるじゃない!
このブログを書き始めた土曜日。
彼は13時に教室に来たの。
で、帰ったのが22時。
途中、習い事で少し退室したけれどね。
教室が開いている時間中ずーーーーーーっといたの。
誰よりも早く来て、誰よりも遅く帰る。
ただ長けりゃいいってものじゃないわよ。
質とか濃さとか、色々あると思うわ。
それらを高めることも大切よ。
でも、まずは長さかしらね。
質とか濃さとかを第一に高めたいって子は
「短い時間で効果を上げたい」
と考えている「近道思考」の子でしょ?
まあ気持ちは分かるわよ。
でも、やっぱり勉強に対してネガティブよね?
一方、長さこそ第一と考える子は
「やるぞーーー!!!」
というカチカチの堅い覚悟から入っているの。
覚悟が決まると、集中力とかも高まるし。
そう、「長さこそ正義」と思う子のほうが、質や濃さも高められるということ、皮肉にもね。
おれ流「落合博満監督(元)」の秘密
落合博満さん、ってご存じ?
元プロ野球選手で元プロ野球監督。
この方、ものすごい監督だったの。
中日ドラゴンズで8年間監督をしてたけれど、全てAクラス!
Aクラスは、上位クラスってことよ。
こんな実績を持つ人は、落合さんただ一人。
そして優勝は4回、日本一1回。
優勝率50%って、もう異次元の実績よ。
ま、つまりは「史上最強の野球監督」ってこと。
ちなみに、選手時代も三冠王3回と、こちらも異次元実績よ。
ある日、別のチームの人たちが
「なんで落合さんのドラゴンズはそんなに強いんだ?」
「どんな秘密特訓をしてるんだ?」
「ちょっくら見学させてもらえないだろうか?」
と、ドラゴンズの練習を見学に行ったそうな。
そうしたら、練習内容はいたって普通だったんだって。
どこのチームでもやっている練習を、ひたすらやる。
当たり前の練習を、黙々と積み重ねていく。
「なーんだ、普通じゃん」
と、見学に来ていた他チームの人たちはガッカリして帰ったそうな。
ただ、落合監督のドラゴンズ。
練習時間がとっても長かったの。
6勤1休という、1週間7日間のうち、6日練習、1日休み、ということ。
それまでは4勤1休だったそうよ。
ん?そうしたらあと2日間はどうなるのかしら?
まあそれはいいわ。
とにかく練習していた日数が長かった、ってことよ。
この481点ボーイと似てない?
上に挙げてきた3つの特徴。
正直、普通の内容だったでしょ?
当たり前のことを、当たり前にやる。
落合監督と同じだと思わない?
最後に・・・お母さんへ
これで分かったかしら?
481点ボーイのすごさって、結局は「特別な才能」ではないってことに。
「特別な才能」ではないから、誰にでもできる。
教室にいる誰でも。
もちろん、お子さんも。
でも、子どもってね?
すごく頑張ってても自信が持てないときがあるのよ。
481点ボーイのように頑張ろうと思っても、
心の奥では不安になってたり、自信をなくしてたりするの。
「俺、いけるのかな・・・」
「うち、もっと頑張らなきゃダメかな・・・」
そんな迷いの中で勉強してるのよ。
そんなときに必要なのは、難しいアドバイスじゃないの。
特別な教材でもない。
そんなときに必要なのは――
お母さんの一言なの。
「今日もよく頑張ってるね」
「ちゃんと見てるよ」
「大丈夫、あなたはできるよ」
それだけで、子どもの背筋ってスッと伸びるのよ。
反抗期真っ盛りだから、表面上はつっぱっていても、心の中では喜んでいるわ。
481点ボーイもそう。
支えてくれる人がいるから、あそこまで強くなれた。
481点ママが素敵な方だからよ。
これは、私にはできないことよ。
お母さんにしかできないこと。
お母さんこそ、お子さんの最強の味方。
素敵な言葉、お子さんにかけてあげてくださいね。
お母さん、一緒に頑張りましょ?

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