「金沢大学附属中学を受験したい!」
と願うご家庭にとって、
気になるのは入試のことだけではありません。
実は多くのお母さまが心配されるのが、
入学後の保護者同士の関わり方、
いわゆる「附属ママコミュニティ」です。
塾でもよく耳にします。
「附属に入ったら親同士のお付き合いが大変そう・・・」
「うちの子、附属に馴染めるのかしら?」
今日はその実態を、できるだけマイルドに、
そして私自身の経験も交えてお伝えしてみたいと思います。
「附属ママコミュニティ」とは?
金沢大学附属中学は、石川県内でも特に人気の高い学校です。
倍率が2.5~3倍と高く、
保護者の方も教育熱心な方が多くなります。
自然と、保護者同士のつながりが濃くなりやすい環境ができあがるのです。
学校行事、部活動の応援などを通して、
顔を合わせる機会は少なくありません。
子ども同士の関わりをきっかけに、
ママ同士の交流が広がることもよくあります。
これが附属では公立より色濃いです。
これがいわゆる「附属ママコミュニティ」。
良い面もあれば、ちょっと注意したい面もあります。
良い面 ― 情報交換の場としての力
附属ママコミュニティの大きな魅力は、
学校生活や進学に関する情報が得られることです。
・宿題や課題の進め方
・単元テスト(附属中学の定期テスト)の情報
・部活動の実態
・高校進学に向けた塾や模試の情報
こうした話は、公式な案内にはなかなか載っていません。
だからこそ、先輩ママや同級生ママ
との会話で得られる情報は貴重です。
また、思春期を迎える子どもとの接し方に悩んだ時、
同じ立場のお母さんに相談できるのは本当に心強いものです。
気をつけたい面 ― 情報の過多と距離感
ただし、気をつけたいこともあります。
1.情報が多すぎる
「この塾が良いらしい」「あの模試を受けないと危ない」
など、次々に情報が入ってきます。
ありがたい反面、振り回されてしまう危険もあります。
2.距離感の難しさ
関わりが濃い分、人間関係の距離感が難しいことも。
「誰と仲がいい」「どのグループに属している」
といった空気が気になる方もいるようです。
3.噂に流されるリスク
「○○先生は厳しい」
「△△部はやめた方がいい」
など、噂話も飛び交います。
でも、それがすべて自分の子どもに当てはまるとは限りません。
噂に心を揺さぶられすぎないことが大切です。
テストの点数についてはウソの噂が多いですから注意が必要です。
私自身の体験から
ここで、少し私自身の話をさせてください。
私は小6の時、金大附属中学の受験に合格しました。
入学当初、母はとても戸惑ったようです。
附属中学の“独特の文化”について、母にはあまり知識がなかったのです。
入学して最初の参観日、母は普段着で学校へ行きました。
すると周りのお母さまたちはほとんど着物姿。
母はその場でとても恥ずかしい思いをしたそうです。
もちろん今はそこまでフォーマルではありませんが、
当時の母にとっては大きなカルチャーショックでした。
「こんな世界があるのか・・・」
そう驚いた母の姿を、私は今でも覚えています。
この経験を通して私が学んだのは、
附属中学には独自の文化や空気感があるということ。
そして、その文化にすぐ馴染めなくても大丈夫だということ。
母は最初こそ戸惑いましたが、
時間が経つにつれて自然と溶け込んでいきました。
だから今、不安を抱えているお母さまにもお伝えしたいのです。
最初から完璧に合わせる必要はありません。
ありのままのご家庭の姿でいいのです。
附属ママコミュニティとの賢い関わり方
最後に、附属ママコミュニティと無理なく関わるため
のヒントをいくつかお伝えします。
1.無理して深入りしない
必要な場には参加しつつ、
自分に合わない関わり方は避けても構いません。
2.情報は取捨選択する
聞いた話をすべて受け入れるのではなく、
「うちの子に必要かどうか」で判断すること。
3.信頼できる人を1〜2人持つ
広く付き合う必要はなく、
気軽に話せる人が1人2人いれば十分です。
4.家庭の軸を大切にする
周囲の意見よりも「うちの子にとって何が大切か」
を優先することで、安心して過ごせます。
まとめ
附属ママコミュニティは、
確かに独特の雰囲気を持っています。
良い面もあれば、戸惑う面もあるでしょう。
でも大切なのは、お母さん自身が自然体でいることです。
完璧に合わせる必要はありませんし、
情報に振り回されなくても大丈夫。
私の母もそうでした。
最初は戸惑い、恥ずかしい思いもしました。
けれど最後には
「附属で良かったね」と笑顔で言ってくれました。
どうか安心して、金大附属中学を目指してください。
受験を乗り越え、入学したその先に待っているのは、
きっとお子さんの大きな成長と、
親子でしか味わえないかけがえのない経験ですから。
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