【分析】2024年 石川県公立高校入試 平均点から泉丘・金沢大学附属合格ラインを分析(加筆しました)

泉丘高校受験

まずは、石川県公立高校入試、過去のデータなどまとめたものから。

2024年度のデータは、今年3月の入試のものです。

これをもとに

①泉丘高校合格ラインについて
②金沢大学附属高校内部進学について
③金沢大学附属高校外部進学について
④二水高校について
⑤入試全般について

を書いていきます。

なお、石川県教育委員会から発表された以下のデータは合格者5799人のみのデータとなっております。

その点をご留意の上、よろしくお願いします。




①泉丘高校合格ラインについて

私の集めたデータによると、380点で泉丘高校合格、378点で残念、という子が今年の受験生にいました。なので375~380点が泉丘高校のボーダーラインと考えられます。ちなみに375点は上位12.9%、380点は同11.34%なので、金沢市統一テストなどにおいて上位12%に入ることが泉丘高校合格につながると言えるでしょう。泉丘高校合格者数は400名であり、これは全受験者数6521人の6.13%であるので「12%では甘くないか?」というご意見もあるかと思います。ですが金沢市の中学生は市外の中学生と比べ、優秀な子が多いです。附属中学が金沢市内にあるのもそれに拍車をかけています。よって私は、この2点でプラスマイナスゼロと考え、上位12%と結論付けました。

また、平均点との差異ですが、例年は平均点+105点前後がボーダーでしたが、今年は平均点+115~120点です。泉丘高校のレベルがアップしております。泉丘高校のボーダーに関しては、20年前などは平均点+80点と言われた時代もありました。最近では平均点+100~110点が必要というほどになってきました。そして今年は平均点+115~120点。泉丘高校は確実に年々難化してきています。来年2025年3月に泉丘高校を受けるつもりの受験生。かなり覚悟を決めて1年間勉強しましょうね。







②金沢大学附属高校内部進学について

附属高校内部進学とは、附属中学から附属高校への進学のことです。附属高校入試において270点ほどだった附属中学生が、公立高校入試において390点ほど獲得、同じく260点ほどだった附属中学生が公立高校入試では380点ほどだった、という情報をゲットしております。つまり附属高校入試と公立高校入試の差異は大体120点ほどと予測できます。

私の手に入れたデータをもとに考察すると、内部進学においての合格点ボーダーは270点前後。内部進学は内申点が大きく関わるので一概には言えませんが、内部進学は公立高校入試においては390点以上、つまり上位8.22%に入る必要があると考えられます。ただ、上記データは附属高校合格者は入っていません。ですからその点も考慮すると附属高校へ内部進学するのは上位10%に入っている生徒と予測できます。金沢市統一テストなどにおいても上位10%を意識するといいかと思われます。







③金沢大学附属高校外部進学について

附属高校外部進学とは、公立中学から附属高校へ進学することです。公立中学から附属高校へ合格した子で、一般入試で260点で合格したという情報を得ています。上の②の点数差異を考えると、公立高校入試においては380点と換算、つまり上位11.34%です。ですから附属高校へ外部進学するのは上位12%、つまり泉丘高校合格と同等の学力が必要と言えます。







④二水高校について

ここで二水高校についてちょっと心配なデータがあります。400点以上の合格者を確認している一方、325点で合格している子も確認しております。二水高校において例年は平均+75点がボーダーになっていましたが、今年のボーダーは平均+約65点、つまり10点下がっています。これはつまり、二水高校の下位層の膨らみをあらわし、つまりは二水高校全体のレベル低下が懸念されます。

二水高校の子、本当ごめん。でもデータとしてはそう言わざるを得ません。ですから、私がここに書いたことへ腹が立ったなら、3年後、私を見返すほどの結果を出せるほどに努力してほしいです。私が3年後に「ごめんなさい」するほどの奮起を二水高校生に期待しています!







⑤入試全般について

今年の数学は易化しました。例年より平均点が5点ほど上です。そして、泉丘高校合格している子たちは軒並み数学は80点以上。二水高校においても安定合格は75点以上。つまり易化した科目を確実に高得点しているということです。韓国のことわざに「川に落ちた犬を打て」というものがあります。ライバルや強者が弱った時こそ徹底的に打ちのめせ、という意味です。まさにこれです。簡単な問題を確実に仕留めることが受験戦略として絶対不可欠です。

ですから、基礎標準問題を確実に仕留められれば合格が見えます。難問ばかりに取り組むのは、受験戦略としては間違えています。難問を解けることより、基礎標準問題を確実に得点することで合格が見える、それを今回の受験結果でも示されています。難問への取り組みは思考力の強化であり、受験対策ではありません。そもそも目的が違うので、難問は趣味で解いてください。決して難問への取り組みは合格への道だと思わないでください。何度も書きますが、目的が異なります。

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