今の生徒が子どもを通わせたくなる塾になる

塾長の指導観

昔あった塾の話です。

確か、メガネザルだったかな?

教室でメガネザルを飼っている個人塾がありました。

メガネザルの可愛さもあり、あっという間に有名な塾に。

生徒もたくさん在籍していたそうです。





ただ・・・・・メガネザルだけだったんですよね。

生徒たちはメガネザル目的で塾に来ていた。

勉強しに、ではなく、メガネザルに会いに塾へ行っていた。

親としては信じられない感覚ですよね。

でも実際、多くの生徒が通っていたそうです。





さて、今まで書いてきたメガネザル塾の紹介文。

文末がすべて過去形になっていることからお察しですね。

そう、もう潰れてありません。

人気のメガネザルくんが亡くなったそうです。

そうしたら、あっという間に生徒たちは辞めていったそうです。

※メガネザルだったと思うのですが、手乗り猿だったような気もしてきました・・・要は小さい猿です、それは間違いないです





生徒がまだ子どもの時なら。

メガネザルが可愛くて塾へ通いたくなるかもしれません。

しかし生徒も大人になり、自分に子どもが生まれた時。

その子どもに、「可愛いメガネザルがいるから塾に通おっか」と言えるでしょうか。

当然、NOですよね。





子どものためになることと、子どもが気に入ることは、若干ズレることがあります。

まさに「良薬は口に苦し」です。

子どものためになっても、子どもが気に入らないことも多くあります。

(もちろん、子どものためにもなり、気にも入られることもあります。)

大人になって、苦かった薬が良薬だったと気付くこともあるでしょう。





生徒に気に入られる「だけ」なら簡単です。

メガネザルのような動物を飼うのもその手法の1つですが、

①甘々指導にする
泉丘とか金沢大学附属とか、口が裂けても言わない。そんな偏差値の高い厳しい受験はさせず、平均点キープくらいでOK万々歳という指導。

②塾長など厳しいベテラン講師は週1しか来ない
生徒は年の近い学生講師の方が好きです。ですから教室には地元大学の学生アルバイトだけ配置し、正社員講師や塾長は週1くらいしか様子を見に来ない。

③そもそも先生がいない
学生アルバイトすら配置せず、入口の施錠だけさせて教室内では生徒の自由し放題。

親御さんは信じられないかもしれません。

が、上のような塾、子どもたちは大好きです。

子どもは基本的に「楽」をしたい(勉強したくない)のです。





でも、この子どもたちが親になった時。

上の①~③プラス動物だけの塾に我が子を通わせたいか。

自分が子どもの頃は楽だったから通いたかったけれど、我が子を通わせたいかというと、どうでしょう。

もちろん、NOですよね。





私は、YESと思ってもらえる塾を作りたい。

泉丘・金沢大学附属など高偏差値の厳しい学校を目指そう。

じいさん塾長は常にいますよ。

時々コンビニに買い物へ出て教室から消えるけれど、基本的に常駐していますよ。

そのうえで、生徒に気に入ってもらえる塾でありたいな。

生徒が大人になった時に我が子も通わせたいと思える塾でありたいな。

そんな塾なら今の生徒の親御さんも安心してもらえるかな。





こういう塾をONE進学塾は目指します。

ですからブログをご覧の親御さんへ。

そんな塾になれるよう努力しますので、アドバイスをいただけると大変励みになります。

よろしくお願いします。





今の生徒の孫は・・・・・年齢的に無理か(^^;)

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