400点の壁=知性の壁

塾長の指導観

金大附属中学高校受験・泉丘高校受験の

ONE進学塾、塾長です。




中学生の定期テストの点数。

点数ごとに「壁」があると私は思っています。




250点勉強習慣の壁

300点反復の壁

350点やる気の壁

400点知性の壁

450点・460点より上=集中力の壁

中1は、それぞれ+25点ずつかな?









例えば250点の壁。

勉強を定期的にしない子は250点を取れない。

でも、週3~5日、1日90分ほど勉強する

という習慣が身につけば、

250点を超えはじめ、

一旦超えたら270点とかすぐ取れるようになる。




が、こういう層の子たちは

間違えた問題を解き直すという癖がないため、

なかなか300点を超えられないのです。

解き直し、つまり反復の習慣が身につけば

300点超えが見えてきます。




反復できるようになれば300点を超える。

それに伴い、やる気も出てきて、

自主的に勉強するようになれば350点を超える。

370点、380点は取れるようになります。

が、400点の壁は一番分厚いのです。

(2番目は450点の壁)









400点の壁=知性の壁

知性とは?
1.知的作用を営む能力
2.比較・抽象・概念化・判断・推理などの機能によって、
  感覚的所与を認識にまでつくりあげる精神的能力
(コトバンクより)




私は、2番目が知性のメインの意味だと思います。

2番目の内容が、まさに知的作用だと思うので。




2番にあるように、知性とは精神的能力です。

ゆえに知性を阻むものは幼さだと私は思っています。

たとえば、年齢よりも所作が幼い子に対して

「精神年齢が低い」と言いますよね?

精神的能力は幼さと密接に関連しているといえます。




学力が高くても、知識は豊富でも、

精神的に幼い子はなかなか400点を超えられない。

これが私の経験則です。




例えば、芸能界の煌びやかな上辺「だけ」を見て

「アイドルになりたーい」

「俳優さんになりたーい」

という子は、キラキラした世界だけを信じ、

裏の苦労や大変さを理解する成熟さを持っていない。




他にも、

「中学3年間は今しかない。青春、楽しまないと!!」

「中3最後の運動会。だから運動会に全集中!」

のような子も、目の前のことだけしか見えていない、

つまり将来や未来のことを考える成熟さがないのです。




裏の努力を想像できず、目の前のことしか見えていない。

将来のことを想像せず、目の前のことしか見ようとしない。

幼いとは即ち、目の前のこと以外を想像できないことだと私は考えます。

だから、陰で努力をすることをしない。

だから、将来に向けて努力をすることをしない。

だから400点を超えられないのだと私は思います。









では、どうすれば幼さを取り除けるのか。

これは、もう待つしかないと私は思っています。

精神が成熟するのをひたすら待つ。

これしかないです、多分。

これが「400点の壁が一番分厚い理由」です。




もちろん、きっかけを与えれば成熟は早まります

・家族で旅行に行く

・家族で本を読んだり映画を見たりする

・親の働いている姿を見せる

等々、家族活動で見聞を広げれば成熟が早まると思います。









長くなってきたので、そろそろフィニッシュします。




勉強を習慣化させる。

間違えた問題を何度も演習させる。

モチベーションを管理する。

そのうえで、家族活動を通じて精神的成熟を促し、

あとはひたすら待つ。




400点以上の子は

金大附属高校・泉丘高校・二水高校など

県内エリート高校に合格する子が多い。

それは即ち、精神的成熟を迎え、

知性を身に付けたからだと私は思います。




400点というのは、そういう点数です。




今回のテストで、初めて400点を超えた子。

おめでとう。

ちょっぴり大人になれたかな?

未来を見すえ、陰でもっと努力をすれば、

420点、430点、すぐ取れるようになりますよ。









最後の最後。

これで終わりにします。




450点の壁について。

集中力の壁、と書きました。

これは人によっては難しい場合があります。




・ADHD(多動性)

・ASD(自閉スペクトラム症)

・SLD(限局性学習症)

等、勉強の努力だけで乗り越えられない要素も

集中力に絡むからです。




ADHD、ASD、SDLは障害ではなく、

人間の特性だと私は思っています。

だから、アスペルガー傾向があると言われる人の中には

才能あふれる活動をしている人も多いですよね。

イーロン・マスクさんとか、スティーブ・ジョブズさんとか。




だから、440点や450点を超えられても、

460点を超えられないのはその子の特性だ、

と私は考えています。

同様に、465点とかを取れるのも、その子の特性。









・・・と、小難しいことを長々と書いて

申し訳ございませんでした。

でも塾のスローガンはいつもシンプル。

どんなテストでも満点を狙え、です。

満点狙えば、勉強習慣も反復もやる気も知性も集中力も全部OKでしょ。

ということで、

次のテストも満点狙っていきましょう、おほほほほーーーー

塾長の指導観
onejuku55をフォローする
金沢大学附属中学高校受験|泉丘高校受験|石川県金沢市ONE進学塾

コメント