もう入試も終わったので、2日目はのんびり分析しています。
数学、一通り解いてみました。
難しくはないですね。簡単でもありませんが。
「やや難」が多い構成は最近の流行りなのでしょうかね。
大問1【小問集】
どの問題も難易度は平易。泉丘高校合格には絶対満点がほしいところです。かつ、早く処理して後の問題を解く時間も節約したいところでもあります。
(1)ア:正負の数の加減
イ:正負の数の累乗計算
ウ:文字式計算
エ:通分を使った文字式計算
オ:ルートの計算
(2)2次方程式(解の公式)
(3)平行四辺形の面積と文字式
(4)2次関数の変域
(5)さいころと確率
大問2【資料・箱ひげ図】
難易度は標準的です。(1)は、割り切れる小数を四捨五入させて答えるので、もしかすると割り切れた答えをそのまま書いた子もいたかもしれません。引っかけですね。
(1)相対度数を求める
(2)記述問題:箱ひげ図を見てデータ分析
大問3【関数 ダイヤグラム】
標準レベルの問題。(1)は簡単すぎて驚きました。(2)は順を追って書けば簡単なのですが、関数が苦手な人にとっては難しかったかと思います。(3)はダイヤグラムが一次関数の一種だと分かっていれば、「午前10時に400m地点にいた」という部分を(60,400)と座標に表せると思います。ここが難しかったポイントかと思いますが、ダイヤグラムに慣れていれば大丈夫だったでしょう。
(1)グラフを読み取る問題
(2)反対側からやってきたBさんとすれ違う問題
(3)遅れて出発したCさんの出発時刻を求める
大問4【連立方程式 バスケのシュート】
バスケの1点・2点・3点シュートで、総得点は68点、総シュート数80本のうち45%が成功、1点シュートは8本決めました。2点と3点のシュートはそれぞれ何本打ったか?
・・・・・という問題でした。問題文はもう少し複雑に書いてあるうえに、フリースローというバスケの用語が理解できていないと混乱するかもしれません。それくらいであり、立式は難しくない標準レベルかと思います。だた、連立方程式の一番の壁は、正しく計算できるかどうか、です。どうだったでしょうか?
大問5【作図】
直線l上に点Aと点Bがあり、lの上方に点Cがある。そのとき、①PA⊥l、②点Pは2点B,Cを通る円の中心である、となる点Pを作図しなさい。
・・・・・・という問題でした。垂線の作図と垂直二等分線の作図なので、難易度は平易です。円の中心=垂直二等分線を知っていれば簡単かと思います。
大問6【平面図形】
最初の2問は、気が付けば平易な問題です。円周角の基礎知識が頭に入っていれば解けます。(3)はやや難しい。問題の図形を、いくつかの図形に細分して面積を求めるのですが、中学受験の算数を解いていた人は簡単に解けたのではないかと思います。
(1)角度 円周角
(2)相似の証明
(3)おうぎ形などを使って面積を求める
大問7【空間図形 三角柱】
(2)(3)がやや難しかったか。空間中にできる平面図形をこまめに書いていけば解けたはず。この図形を書かず、省いて問題を解き進めようとすると大混乱です。特に(3)は、三角錐の体積から逆算して底面積を求め、その底面の三角形の底辺は別の三角形の中にできる相似の図形を利用して求めなければいけないので、問題用紙がごちゃごちゃになって混乱した子も多いと思います。
(1)ねじれの位置
(2)三角形の面積を求める
(3)線分の長さを求める
数学が得意な子なら満点狙えたかも?
実際に満点は何人かいるかと思います。
ですから泉丘高校受験の子なら、80点ないと進学後に苦労します。
理数科とか全員90点以上でしょう。
ただ、泉丘高校の合格ラインは70点ほどかと思います。
平均点は・・・・予測が難しい、50点ほどと思うのですが、結局45点ほどになりそう。
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