【分析】2024年 石川県公立高校入試 1日目 国語

泉丘高校受験

昨日の大将たちの漢字予想は、全く外れました(^^;)

ま、それは仕方ないとして。

問題の傾向と難易度の分析を行います。





大問1【漢字】

例年通り、問1に読み4問、問2に書き4問の合計8問16点分。難易度は簡単です。漢検4級レベルくらいで、これも例年通り。1つ挙げるとすれば「綻びる」の読みが少し難しかったかな?それでも漢検3級レベルは超えません。



大問2【物語文】
出典:阿部暁子「たぬきとキツネと恋のたい焼き」

文章自体は読みやすいです。物語文独特の比喩的表現が多い文章ですが、読みやすい。ただ、問題は答えにくかったかと思います。問6の60字記述、問7の70字記述は、文字数の多さもそうなのですが、抽象的な表現から答えを具象化するのが大変だったかと。それ以外は簡単だったかと思います。

問1:場面を2つに分ける
問2:比喩表現から感情を読み取る
問3:漢和辞典の使い方を記述
問4:文法 直接かかる文節はどれ
問5:記号問題 教室の様子はどれ
問6:60字記述 父が目を大きくした理由
問7:70字記述 藍の行動について



大問3【説明文】
出典:市橋伯一「増えるものたちの進化生物学」

こちらは大問2と逆で、少し読みにくいですが設問には答えやすいです。塾で指導している「読解のルール」に従えば簡単に答えられたはず。100万年前の人類を例に挙げて書き始めた部分からはほぼ読まなくても解けます。ただし、最後の段落だけは最終問7を解くために必要なので読む必要はありますが、これも「読解のルール」を駆使すれば、答えだけなら分かります。

問1:接続詞の問題
問2:50字記述 筆者の考えまとめ
問3:記号問題 5段落目の役割
問4:2字熟語の構成
問5:記号問題 「○○的」で最適なものを選ぶ
問6:書き抜き 同じ意味の言葉を3字で書き抜く
問7:筆者の考えをまとめる問題 まとめてある文章の空欄部分を埋める



大問4【古文】
出典:「伊曽保物語」より

カニの母が、横歩きする子どもたちに注意するという不思議な文章。自分の癖を顧みずに他者の癖を指摘することへの戒めという感じでしょうか。難易度は普通で、古文も読みやすかったのでは。

問1:主語の問題
問2:現代仮名遣いに直す
問3:記号問題 カニの子がいいたいのはどれ
問4:文章中の子カニに言葉に「」をつける
問5:古文を読んだ二人の感想についての穴埋め



大問5【作文】

「国語に関する世論調査」の結果から、あなたが分からない言葉を調べるときに取り上げる方法について作文する問題。例年通り200文字作文で、文章校正もしやすかったのでは?塾で説明している「作文のルール」にのっとって書けば簡単だったかと思います。





平均点は例年通りより少し高めの57点ほどかな??

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