先ほど終わりましたね、第6回総合模試。
中3の皆さん、お疲れ様でした。
今、中3塾生が教室に来てくれて、復習しています。
数学の問題を見たのですが、気になることがありました。
それをちょっと書いてみますね。
と、まずは簡単に問題分析。
方程式、作図、平面図形と空間図形のそれぞれの(3)。
あとは、関数の(3)は「よく出る難問」でした。
これらは難しかったかと思います。
泉丘高校・附属高校合格を狙う子は、ここ以外は得点してほしいところです。
もうちょっと深堀します。平均点も予想してみます。
大問1はいつも通り。
満点を取ってほしいところです。
ただ1問だけ、引っかかるかもしれない問題がありました。
a<b<0のとき、aの2乗、bの2乗、aの3乗、bの3乗の中で一番小さいのはどれか。
こういう問題に慣れていないと戸惑うかもしれません。
具体的な数値を当てはめて計算すれば、こういう系の問題は解けます。
大問2の規則性は、これは解きやすいです。
タイルを並べる、標準的なレベルでした。
大問3は、2次関数。
x軸の上下に放物線がそれぞれあり、放物線上の4点を結んで正方形になる時、右上の点Aの座標を求めなさい
というよく出る難問が(3)にありました。
しっかりと演習している子には解けたはずです。
大問4は方程式の問題。
35mのビルからボールを投げ上げ、地面に落ちるまでは何秒かかるか
という問題でした。
高校物理をやっていれば、高さ=-35という方程式を立てられたでしょう。
が、物理の学習経験がない中3ですから、ここが難しかったかも。
大問5は作図。
あまり見慣れないタイプの出題です。
が、よく見れば、理科「光の反射」ではよく使う作図でした。
しかし、科目が変わると発想が出にくくなる。
この問題で時間がとられた子は多かったかと思います。
と、ここで、大問4と5について。
理科的な現象を数学に落とし込んだ問題ですね、最近流行りです。
今回の大問4では「ボールの投げ上げ」でしたが、「車の制動距離の計算」などもよく出ます。
高校物理を中学数学で解こう、という試みです。
しかも今回は作図でもその傾向が。
理科の作図(レンズとかはないと思いますが、今回の光の反射や力の分力など)に関連する作図問題は今後増えるかもしれません。
大問6は平面図形、大問7は空間図形でした。
(1)(2)はいずれも平易。
(3)は面倒くさい問題でした。
(3)を解けない(飛ばした)生徒は多かったかと思います。
時間もかかりますから、テスト戦略的には「解くより見直しを」を心掛けた方が得点は伸びると思います。
テストの真ん中、大問3~5に難しい問題があったので、時間が足りない子も多かったのでは?
かつ、図形の(3)もそれぞれ時間のかかる問題でした。
ということで、平均点は45~50点ほどかなぁ??
45点は下回らないと思うのですが、統一テストの結果を見ると、その可能性も・・・
良問揃いだったと思いますので、しっかりと復習しておきましょう。
泉丘高校・附属高校合格を狙う子は65~70点以上はマストです、多分。
これを下回った場合、その理由分析が必要です。
計算間違いなどであれば、この冬で修正できます。
が、解けない問題が多くて・・・という理由の場合は、受験戦略的に色々と諦めなければいけないことが出てくるかと思います。
ONE塾生は大丈夫かと思いますが、もし塾生でない方でお悩みありましたら、ご相談承りますのでお気軽にお問い合わせください。
入塾勧誘はしませんので(そもそも満席で座れないので・・・)。
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